園長あいさつ

「いのち」が伝わるこども園

unnamed第二本福寺こども園は、創立から86年の歴史の中で、地域の子ども達の育ちを見守ってきた社会福祉法人夕陽会の法人理念を引き継ぎ、平成26年6月より、大津市堅田の地に開園致しました。

仏教の教えに支えられた理念を本とし、子ども達にはあらゆるいのちを慈しむことのできる子に育って欲しい、相手の事を思いやれる子に育って欲しい、心から有難う、ごめんなさいの言える子に育って欲しいとの願いを持って保育に臨んでいます。

しかし、子ども達の心を育てたい、いのちの尊さを伝えたいと願いながらも、昨今それが叶わない状況になってきていることは、保育の現場に身を置く中で感じることであります。本来家族内での世代間交流によって、言葉を超えて伝わってきた「いのち」が、核家族化が進む中で、その伝達の場が失われつつあるように思うのです。

子ども達は、大好きなおじいちゃんのしわくちゃになった手に触れ、「老い」を知りました。優しかったおばあちゃんの「死」によって別れていくことの寂しさを知ったのです。しかし、現代の地域や家庭は、その大切なものを伝えるシステムを失いつつあるように思います。

第二本福寺こども園は、このような社会の現状の中で、長い歴史の中で大切にしてきた法人理念を貫くための一つの答えとして、高齢者向けのデイサービスを併設することにしました。家庭や地域では感じることのできなくなったいのちの温もりを高齢者との関わりを通して、感じて欲しいと願っています。そこに、「いのち」の伝達、子ども達の心の育ちが生まれることを確信しています。

第二本福寺こども園
園長 三上明祥